
- 【アルバム名】
- TAKE TEN (RCA)
- 【リーダー名】
- PAUL DESMOND (1963/6/5~25)
- 【パーソネル】
- PAUL DESMOND (as) JIM HALL (g) GENE CHERICO (b) CONNIE KAY (ds)
- 【収 録 曲】
- TAKE TEN / EL PRINCE / ALONE TOGETHER / EMBARCADERO /
- THEME FROM "BLACK ORPHEUS" / NANCY / SANBA DE ORFEU / THE ONE I LOVE
- 【内 容】
- 毎度毎度の「エミールねた」です。ネパール、インド、中国の国境地帯で現地軍隊に護衛されながら険しい崖を登って当社現地スタッフが採掘してるやつ。今度のはちょっと作風が変わってしまいました。今までは「どん底からバラ色へ、ああ波瀾万丈の人生、ニューオリンズ・ジャズで用いられる弦楽器ぃ?それはバンジョー」というパターンでしたよね。娘の七五三に晴れ着も着せてあげられず、千歳飴ひとつで祝ったどん底の生活からバラ色の人生へ。酒乱の父に反発して家出し、ファッションヘルスの店「新宿女学院」で働いて母に仕送りをするどん底の生活からバラ色の人生へ。そのコントラストが思わず見るものの笑い・・・、いやいや、思わず見るものの涙を誘うという、一遍の小説を読んでいるような印象的な宣伝でございました。ところが、今回のはいけませんな。エミール買ったら宝くじが当たった。エミールかったら9キロやせた。エミールかったらあこがれのサッカー部のK君から電話があり、K君とは今のところBまで・・・。けしからんぞ、京都府の本田靖子さん(16才)!こんなんばっかり。すっかり普通の「開運グッズの宣伝」に成りながってしまいました。唯一、新味があるといえばユタ州のメアリー・ワトソンさん(20才)ですね。ついにアメリカにまで進出したかー。エミールブレスには感謝・感謝・感謝!!どうもありがとう。これからも大切にするわ!!(当社にて日本語訳)だそうです。わざわざユタ州から新宿区百人町 1-20-24 大洋ビル3F向けて手紙出したんですねー、メアリーさん。立派な心がけです。
-  
- Emile bracelet is thanks,thanks,thanks! Thank you very much! Oh,Yeah!!
-  
- とか書いてあったんでしょうね、きっと。さすが本場のヤンキー娘、英語がむっちゃ達者なのぉ♪とまあ、そんなことはどうでもよくて、私が気になったのは「驚異の宇宙エネルギー!!科学が証明エミールパワー!!」というところ。研究報告はハーバード総合宇宙研究所のR.アンダーソン博士です。
-  
- > 死後1時間経過したスナネズミに強力強大な宇宙生命エネルギーを発するエミールブレスを装着することによりわずか15分の間に蘇生する。蘇生したスナネズミは2年以上経った現在(1998/10/20)でも健康を保ち生き続けている。
-  

- ついにネズミまで生き返らせたかエミールブレス!!しかしいったいネズミのどこにブレスレットを装着したんでしょうな?やはり胴まわり?もちろん、この文章だけではすぐにネズミの蘇生を信じるわけにはいきませんよね。ハーバード総合宇宙研究所のR.アンダーソン博士はものすごい嘘つきなのかもしれませんし。でも大丈夫。ちゃんと証拠写真がございます。左のほうで完全に死んじゃっているネズミちゃん、右の写真では見事に復活して動きまわっております。心拍数も正常に戻っております。あ、よくみると胴のあたりにエミールブレスらしきものを装着しておりますな、このネズミちゃん。右のネズミにエミール装着したら左のネズミになったんちゃう?などと深読みしてはいけません。博士の言うことは素直に信ずる。そういう純朴な性格の子供に育ってほしかったなぁ、お父さんとしては。ところでこのエミールブレスには「恋愛」「学業」「金運」「美・健康」「仕事」「友人」「全体運」「希望」「人気」「勇気」「才能」「結婚」という種類があるんですが、どの種類を装着したんでしょうねー、このネズミ。「復活」とか「蘇生」とかいうの、ないしぃ。一番近いといえば「美・健康」ですかね?そういえば右のネズミ、左のネズミに比べてちょっとだけカワイイような気が・・・。「美」のエミールパワーのおかげでしょうかね?もっとも左のネズミは死んじゃっているから、あまりカワイクないのも当然といえば当然かも知れませんが。
- あと、女子高生ネズミと「えっち」したいがために必死になって蘇生したとすれば「恋愛」パワーのおかげだろうし、「希望」を持って死んでいたからこそ復活できたのかもしれないし、「勇気」を持って生き返ったのかもしれないし、心拍数を正常に戻すのも一種の「才能」かも知れないし・・・。
-  
- とまあ、ここまで書いて、オチはないけどこれでおしまい。明日は「痛風ネタ」です。
-  
- @ さ、今日はポール・デスモンドです。今日は火曜日だから「マイ・ピン子」のコーナーじゃないのぉ?とか、余計なことは言わんでよろしい。ポール・デスモンドというと、アレですね。
-  
- ・ 「好きなのは ポールですもん♪」と 彼女は言ふ
-  
- > ボールはお嫌い?
-  
- ですね。私、球技よりもポールぅ?棒高跳びとかぁ?陸上競技のほうが好きなのよぉ。彼女はこのように申しておるわけでございます。決して深読みしてはいけません。で、デスモンドと言えばまず最初に思い浮かぶのが「テイク・ファイブ」。言わずと知れたデイブ・ブルーベックのヒット曲。アレの作者でありますね。独特のトーンのアルトも根性とか覇気とかいったものとは無縁ですが、なんとも言えないブルージーなムードがあって、アフリカにある国はブルンジ。北陣親方は元麒麟児ですね。ちなみに今年の五月人形のトレンドは「麒麟児の兜」だそうです。ところで「変わり雛」というのはよく聞きますが、「変わり五月人形」というのはあまり耳にしませんねー。「五月みどりの五月人形」とか。もしあったとしても嫌なだけですけどねー。というわけでデスモンド。RCAにはデスモンドがジム・ホールと組んだピアノレス・カルテットによるアルバムが4枚あります。そのうちの1枚の『ボッサ・アンティグア』というのは昔、このコーナーでも紹介したことがありますね。んで、この『テイク・テン』というのはポール&ホール、棒&穴?いやいや。ポールとホール4部作の第一弾にあたります。シルエットをうまくいかしたジャケもイカしてるねっ♪うぉう、おう、おう、らーいど・おん・たーいむ♪Byイカした達郎。んじゃ、1曲目から聴いてみましょう。
-  
- まずはアルバム・タイトル曲の「テイク・テン」。これは曲名からもわかるように、あきらかに「テイク・ファイブ」の2番せんじー北京です。つちゃっちゃちゃ、ちゃんちゃん♪というリズム・パターンも同じ。サビのメロディなんかモロに「テイク・ファイブ」ですな。デスモンドのソロに入ると、何故だか中近東フレーズが飛び出しますが。3分足らずの短い演奏で、まあ軽く挨拶変わりといったところでしょう。2曲目の「エル・プリンス」もデスモンドのオリジナル。ボサノバのリズム、デスモンド言うところの「ボサ・アンティグア」のリズムを用いた演奏で、ポールくん独特のメロウなトーンはボッサのリズムとよくマッチしますね。ホールくんのギターも地味ながら好演(国防長官とか言わない)。後半はポールとホールの絡みが楽しめます。3曲目はスタンダードの「アローン・トゥゲザー」。アーサー・シュワルツ(ネッガーとか言わない)の代表作ですね。こういうメロディもデスモンドにはよくお似合いよっ♪ここでの聴きものはコニー・ケイのシンバルワークですね。実にきびきびと、いい仕事をしております。テーマ部はブラシで、ソロに入ってからスティックに持ち変えてますね、これ。最後の部分であまりに強くシンバルを叩いたためにシンバルが床に落ちてしまったが、プレイバックしてみたところ、その効果がなかなかよかったのでそのまま採用した、なんてことが書いてあります。なるほど、がしゃ〜ん!
-  
- 4曲目の「エンバカなんとか」というのは「埠頭」と訳されております。ポールくん作のボッサ風の曲。『ボッサ・アンティグア』にも入ってませんでしたっけ?と思って調べてみたら入ってませんでした。人間の記憶なんてアテにならないものですね。なんとも爽やかな綺麗なメロディですね。作曲者としての才能にも頭が下がるトラック、と岡崎正通クンが書いております。5曲目はおなじみ「黒いオルフェ」。おなじみのメロディをボッサ風のリズムにのせて軽快に演奏しております。通常のボサノバよりちょっと速めのテンポですね。ポールくんのソロはよく歌っていてよろしい。6曲目はジミー・ヴァン・ヒューゼンの書いた名バラードの「ナンシー」。
- コルトレーンの『バラード』のバージョンが有名ですね。ナンシーというのは消しゴム版画家のナンシー関サバのことではなく、シナトラの娘でございます。そういえばシナトラの娘ってナンシー・シナトラっていう名前ですよね。ギターのイントロに続いてデスモンドが独特のトーンで美しいメロディを歌いあげます。ボッサ曲が続いたので、こういったシンプルな4ビート・ナンバーが新鮮ですね。ボッサ風ばかりじゃなく、こういったムードの演奏をもうちょっとたくさん取り上げてもよかったんじゃないでしょうか。という私の意見は無視されて7曲目はボサノバの「オルフェのサンバ」。ま、悪くないんだけどね。ラストは「ザ・マン・アイ・ラブ」ではなくて、「ザ・ワン・アイ・ラブ」。これはシンプルな4ビートですな。そうそう、こういう感じ。気持ちよくバウンスする軽快な演奏が楽しめます、と、わかったような解説を書いておいて、本日はこれにておしまい。極上のイージー・リスニング・ジャズ。そういった感じの1枚でございます。



| Previous || Up| Next |
